Day1 令和最初の全日本、フレッシュな顔ぶれでスタート
第48 回全日本 兼 第33 回全日本女子470 級選手権大会が江の島ヨットハーバー(神 奈川県藤沢市)を拠点に始まりました。五輪代表選考も一段落した今大会には、大学生など の若手選手を中心に69 艇(138 人)がエントリー。2024 年に開催されるパリ五輪では 470 級は男女混合種目となることが決定しており、今大会にも男女ペアが複数参加してい ます。昭和47 年から続く“全日本470”は平成を経て令和へ。ポスト東京五輪に向けた胎動 が感じられる大会となりました。
今日は北東の風9~15 ノットのコンディションの中、参加艇が2 フリート(組)に分かれて各1 レースを行いました。レース前には昨年12 月に亡くなったセーリング競技日本人初の五輪メダリスト、重 由美子さん(アトランタ五輪470 級女子銀メダリスト)を偲び参加者一同がスタートライン付近で黙祷。その中には来年の東京2020 五輪代表に決定しているの吉田愛/吉岡美帆ペアの姿もありました。
初日暫定2 位タイの吉田愛/吉岡美帆組
「夏の大きな大会が終わってから久しぶりのレースとなります。年明けから始まるヨーロッパでのシーズンまで、レース感覚を鈍らせないためにも重要な大会です。もちろん全日本の優勝も狙っています」(吉田愛選手)
全日本470 級選手権大会は男女の区別なく行われる大会です(全日本女子470 級選手権大会は、全日本470 級選手権大会の成績から女子ペアを抜き出し表彰します)。吉田/吉岡組は全日本と全日本女子の二冠を達成することができるか、そちらも注目です。